AIG富士生命は9月26日、無解約返戻金型収入保障保険「さいふにやさしい収入保障」を発売した。
解約返戻金の支払いをなくし、リスク細分型料率の設定により低廉な保険料を実現。また、保険料払込免除特約を付帯すると、3大疾病などの状態になって以降は保険料の払い込みが免除されるとともに、健康医療相談サービスやセカンドオピニオンサービスを受けることができる。
業界最高水準の保険料競争力(同社調べ)と充実したサービスによって個人向け生保の基幹商品になりつつある収入保障保険分野で実績拡大を図る考えだ。
収入保障保険は、被保険者が保険期間中に万一のことがあった場合に、一定期間、残された家族にあらかじめ定めた金額が毎月支払われることから、終身保険や定期保険に比べて割安な保険料で必要な遺族保障を準備することができる。
若年世帯層を中心に近年、市場規模が拡大している。同社は2008年1月に同タイプの商品を発売したが、今年3月にいったん販売を停止し、今回、商品リニューアルして販売を再開した。
新商品では解約返戻金をなくし、健康状態に応じて標準体以外に優良体・非喫煙者優良体といった割安な保険料率を適用。特に非喫煙者優良体では業界で最も低廉な保険料水準を実現した。
30歳男性で年金月額15万円、保険期間・払込期間60歳、最低支払保証期間2年、特約なしだと月々の支払いは3450円になる。また、保険期間、保険料払込期間とも1年刻みで設定できるため、より合理的な保険プランの設計が可能になる。
保険料払込免除特約を付帯した「レスキューパック収入保障保険」で加入すると、3大疾病のほか所定の身体障害状態や要介護状態になった際に、以降の保険料払い込みが免除となる。
また、医療関連サービス大手のティーペック㈱(東京都千代田区、砂原健市社長)が提供する「AIG富士生命健康サービス」がセットになっており、年中無休・24時間のフリーダイヤルで健康・医療に関する情報やアドバイスを受けられる健康医療相談サービスや、 主治医以外の医師に治療に対する見解、今後の治療方針や方法について意見を聞くことができるセカンドオピニオンサービスを利用できる。
新商品は同社の顧客割合が高いニューファミリー層を主なターゲットとしており、主力チャネルの来店型保険ショップ、ファイナンシャルプランナー(生保代理店)、富士火災の代理店や直営社員などが対面営業を通じて販売する。商品リニューアルに合わせてパンフレットなどの販売ツールも顧客が理解しやすいようにデザインなどを見直した。
同社では、「リーズナブルでサービスが充実している当商品は、募集人の方が自信を持って販売していただけると思っている。また、若年層のお客さまを中心に必ずや受け入れられると確信しており、一人でも多くの方にご加入いただきたい」として、今後の販売動向に期待を寄せている。